美容免許を所得して、いざ夢を持って憧れの美容室に就職して働いてみたものの、思っていたの違う、人間関係がうまくいかない、雑務ばかりでつらい、いろいろな悩みでストレスを抱えている美容師アシスタントは多いのではないでしょうか?
今回は美容師アシスタントが転職をするときに重要なことや、転職で失敗しない美容室の選び方を少しお話したいと思います。
現状働いている美容室で何が不満なのか?
まず、現状働いている美容室で何が不満なのかを考えない限りは転職先の美容室を探す際に何を基準に選べばいいかわからなくなります。
美容室で働くアシスタントの悩みはさまざまです。以下にいくつかの一般的な悩みを挙げてみます。
- 給料が低い
アシスタントはまだトレーニング中であり、美容師としてのスキルや経験が不足しているため、給料が低いことが多いです。 - 長時間労働
美容室は一般的に朝早くから夜遅くまで営業しており、さらにアシスタントはトレーニングのために営業外(早朝か夜)の時間を使うことで長時間勤務を余儀なくされることがあります。 - 仕事内容が単調である
アシスタントの仕事はスタイリストのヘルプや清掃など比較的単調な仕事が多く、サロンによっては一日シャンプーをしているところもあり、モチベーションを保つのが困難な場合があります。 - 美容師とのコミュニケーションの難しさ
スタイリストは忙しく、仕事中にコミュニケーションが困難な場面があります。そのためアシスタントは自分の役割やタイミングを把握するのが難しく、さらにスタイリスト同士の指示が違ったりすることで憤りを感じてしまうこともあります。 - 意見やアイディアが受け入れられない
アシスタントはまだトレーニング中であり、スタイリストの指示に従うことが求められますが、アシスタント自身が持つアイディアや意見が受け入れられないことがあるため、モチベーションが下がることがあります。 - 休みが少なく自分の時間が持てない
休みの日も講習や勉強会を行う美容室もあり、そもそもの休みがすくなく、なかなか自分の時間が持てないと感じるアシスタントも少なくありません。
転職のまえに考えること
現在の職場に不満な点がある場合は、それをリストアップしその不満を解消するために転職が必要なのか、それとも別の方法で解決できるのかを考えます。
給料面に不満がある場合、スタイリストと違ってアシスタントは自分で売り上げを作ることができないので(カラーやカット以外の技術で売り上げを上げることは可能)自分ではどうにもならないかもしれません。
人間関係に問題がある場合はもしかすると自分の行動を変えることで解決できるかもしれません。それがかえって自分の成長に繋がる事もあるでしょう。
まずは転職をする理由を明確にすることが大切です。それが自分自身ではどうにもならないことや、それが原因で体調に不調をきたすような場合は転職を考える必要があるかもしれません。
自分がこの先得たいスキルとは?
転職先でスキルアップができるかどうかも重要なポイントです。技術面だけではなく、接客面でも美容室によって大きく差があります。
幅広い層をターゲットにしたファミリーサロンなのか、客単価が高めの高級サロンなのかによってもサロンの雰囲気も違えば、そのサロンにあったお客様との距離感や接客にも違いがあります。
自分がどのようなサロンで働きたいのか明確にイメージすることが必要でしょう。
美容師といっても働き先は美容室だけではありません、ブライダル関係の職につく人もいれば美容学校の先生や、ホテル、クルーズ船で働く美容師もいます。
ただ、アシスタントで技術が未熟なままだと選択肢は広がりません。ブライダル関係の職につきたければ、メイクやセットに強い美容室で学ぶのがいいでしょう。カラーを学びたければカラーに強い美容室もしくはカラーが得意な美容師を見つけてその人が勤めるサロンを選ぶのも手でしょう。最終的にどうなりたいのかを明確にして、職場選びをする必要がああります。
とにかく情報を集める
転職を決めたらとにかくあらゆる手段で情報を集めましょう。
働きたいエリアが決まっているのであれば、そのエリアの美容室に絞っていくつかピックアップし、気になる美容室のSNSを見て情報を得ます。あとは求人サイトや美容室の公式ホームページがあれば自分の条件と照らし合わせることができます。
同業の美容師や先輩後輩から話を聞いてみるのもいいでしょう。最近はどの美容室も人材不足で、紹介で採用が決まれば特典が付いてくるようなところも珍しくありません。
実際に美容室に行ってみるのもいいかもしれません。サロンの雰囲気やスタイリストの技術スタッフの仲の良さなどネットやSNSではわかりにくいような情報が手に入るかもしれません。
自分にとっての働きやすさとは?
世の中にはたくさんの美容室、たくさんの美容師がいて、働き方もさまざまです。
自分にあった美容室を探すには今の不満を解決してくれるような職場を探す必要があります。
今は情報が溢れている時代なので、その気になればいくらでも情報は手に入るでしょう。
ただ、飛び込んでみないとわからない部分もあるので、慎重に厳選して選んだ転職先なら覚悟して勤めあげるのも、自分の成長に繋がるのかもしれません。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
美容師は数ある職業の中でも離職率が高い職業です。スタイリストになる前に美容師を辞めてしまうアシスタントも多いです。
せっかくとった国家資格なので、諦めてしまう前に今ある環境を変えてもう一度チャレンジしてみましょう。その先にはスタイリストデビューした時の感動や、お客様に『ありがとう』と言われた時の感動、頑張ってきた分以上の見返りが待ってることでしょう。
どんな選択をしても幸せな美容師ライフが待っていることを願っています。
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この記事を書いた人
プロフィール
浦崎圭助(ウラサキケイスケ)
東京のサロンで6年勤めたあと地元沖縄へ帰郷。北谷町HAIRlala+の店長を務める。
セイシュウグループ
沖縄に4店舗(宜野湾市、西原町、北谷町、うるま市)の美容室と出張理美容を展開。
6時閉店、週休2日、社会保険完備。スタッフの仲が良く、楽しく働ける美容室。
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